
その3「寝違えって何?」
さて、話を寝違えに戻しましょう。
寝違えによる痛みの特徴は
「動かしたときだけ痛い」ことです。
たんこぶのように、じっとしていても
ジンジン痛むことはないので
炎症ではないことが分かります。
首をあちこち向けられるのは筋肉の力ですが
筋肉は1本ものではなく「筋繊維」という
細い繊維が何本も束ねられてできており
各々の筋繊維が一糸乱れず縮むことによって
身体を動かしているわけです。
ところが、筋繊維の一部が緊張または弛緩していると
筋肉全体の動きに乱れが生じ、痛みとなって現れます。
これが「動かしたときだけ痛い」状態です。
つまりは筋繊維の不整合が原因ですから
部分的な緊張や弛緩を元に戻してやればいいわけです。
写真にあるように首筋の筋肉に触れながら
頭をユラユラ、ユラユラしてやると…。
私自身が経験したように
「あれ?さっきまで痛かったのに??」
ってことになるわけです。