
その1「状態」
「昨日の夜、寝違えたみたいで、右も左も向けません」と
左の首筋に手を当て、頭を支えるようにして来院されました。
4日前、起きたときに痛みに気付き
1日、2日と経つうちに
直るどころか、だんだん痛みが強くなり
首が回らなくなってしまったとの事。
(懐かしいなぁ…)
実は、私がこの世界に飛び込んだきっかけが「寝違え」でした。
この方と同じく(放っておけば直るだろう)と
高を括っていたところ、次第に痛みが強くなり
車通勤で身の危険を感じるようになってしまったため
ネットで探して、たどり着いたのが、この手法でした。
仰向けに寝かされ、首筋に指を当てながらユラユラユラ。
「はい、右を向いてみてください。どうですか?」
「(どうですかって言われても…)あれ???」
嘘のように痛みが消えて、思いっきり右を向いていました。
(閑話休題)
「寝違えの原因」をググってみると
「不自然な姿勢で寝たため、首に無理な負担がかかり
首から肩にかけての筋肉や靭帯に急性の炎症が起きて
痛みや運動制限を生ずる」
ということですが、炎症が起きて痛い???
「喉が痛いんですけど…」
「ああ、炎症が起きていますね」
ってな会話に代表されるように
「炎症が起きると痛い」
と思われているのですが、違います。